鉱 業

118 東幌内炭碗
 大正三年七月、三菱鉱業株式会社が鉱業権を設定し、同六年一月奈良義路が鉱区を借用し、請負契約で採掘を始めた。これが奈良炭礦である。後に奈良義一が鉱区の譲渡を受けて事業を継続するが、昭和六年二月会社組織に改め、北海道協同炭礦株式会社を設立し、さらに同九年二月東幌内炭礪株式会社と商号変更をしている。この鉱業所の諸施設は幌向川を挟んで岩見沢と栗沢町に介在している。写真は大正四〜五年頃のものである。


119・120 万字炭礦
 大正三年一一月、万字線の開通によって沿線の炭礦開発が促進された。万字線沿線には万字炭礦・朝日炭礦・東幌内炭礪・美流渡炭礦が開坑され、万字線による運炭を行なっていた。岩見沢近辺での最も規模の大きい炭礦は万字炭礦であったが今は閉山してない。写真は大正初期のもので、上は万字停車場、下は選炭場。

inserted by FC2 system